2013年12月15日

八重の桜 ネタバレ 最終回 いつの日も花は咲く

八重の桜 ネタバレ 最終回 いつの日も花は咲く

「グッバイ、また合わん」
という言葉を言い残し、
襄が、同志社大学の設立を目前に他界。

そして、兄・覚馬も、
「・・再び戦いを学ばず・・・」と言い残し
八重に篤志看護婦の道を示して他界。

どちらも、昇天の瞬間まで意識を持ち、
愛する者達との別れを告げて逝きました。

ある意味幸せ、ある意味壮絶な最後でした。


更には松平容保も、山川兄弟に御宸翰を託して他界。
御宸翰が世に出れば、
確かに会津の汚名は注がれるでしょう。


しかし、会津が逆賊ではなかったとすれば、
では誰が、逆賊なのか?


御宸翰が世に出る時期が早すぎれば、
再び争いが起きることを容保は憂慮したのです。


大河ドラマが最終回に近づくと、
重要人物が次々とこの世を去り、
空虚感が増してきます。


でも八重は、まだ生き続けて、
先に逝った者達の遺志を継いで行かねばなりません。


生き甲斐ある人生でありまた、過酷な人生が続きます。


覚馬の魂の篭った激励で、
篤志看護婦として新たな道を歩み始めた八重。


そして、日清戦争が勃発。


1894(明治27)年、八重は従軍篤志看護婦として
広島陸軍予備病院に赴き、
日清戦争の負傷兵たちを看護していました。


「敵味方関係なく、苦しんでいる人たちを救いたい」
どんな患者にも臆することなく果敢に挑んでいく八重の姿は、
人々の心を癒やしていきます。

院内ではコレラや赤痢などが発生し危険な状況にも関わらず、
八重は感染の恐怖に怯むことがありません。
いや、正しくは、恐怖を感じない訳ではなく、
先人たちの魂が、八重にそれを乗り越えさせるのでしょう。


八重は勇敢に看護に従事し、若い看護婦たちを見事に統率します。


その功績がたたえられ、
八重は、皇族以外の女性では初となる宝冠章を受章したのです。


しかし、戦のない世を願う八重は、名誉の受賞にも
晴れない気持ちです。
戦争あっての受賞なのですから・・・。


そんな中、陸軍予備病院に徳富蘇峰が現れます。
帰還兵の勇ましい武勇伝を記事にしたいと言うのです。


北京侵攻を前に、国民の士気を鼓舞したいと
張り切る蘇峰ではありますが、


八重は、理想に溢れていたはずの蘇峰の人格が
変わってしまったと嘆きます。


戦争は、人の心を変えてしまいます。
心が変わらなかったとしても、
その流れには逆らうことができません。



八重は晴れない気持ちを抱いたまま故郷・会津を訪れます。
そこで、思いがけない人物と再会するのです。


その人物とは、崩壊寸前の会津城で生き別れた、
西郷頼母でした。


彼は会津戦争で家族を全て失い、更には、
新政府軍への恭順を解いて城外追放の身になり、
死に場所おも奪われました。

それでも勇気を持って生き続けた人物です。

そしてもうひとつ、生き続けているもの・・・・


八重の人生と、会津の歴史を優しく見続けてきた、
あの桜の大木でした。



今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ラベル:八重の桜 最数回
posted by やえすきお at 14:57| Comment(0) | 八重の桜 ネタバレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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