秋月家から、白無垢に身を包んだ八重(綾瀬はるか)が、尚之助(長谷川博己)の待つ山本家に嫁ぎます。?
っていうか、尚之介は、八重の家・山本家の居候なのです。
だから、山本家から山本家に嫁ぐ花嫁行列は、変ですよね〜。
そこで、西郷頼母(西田敏行)が思案して、
秋月家から嫁入り行列を出すように、セッティングしてくれたのです。
西郷頼母は、部下思いで、機転の効くそいて、重鎮たちのように頭が固くない、
そういう人物だったのですね。
そして、その結婚の実態は、八重が一旦、秋月家に養子に入った訳でもなく、
ましてや尚之介が、山本家の婿に入る訳でもないのですよ。
尚之介は、八重の見違えるような美しさに目を奪われてしまいます。
婚礼の祝宴では、尚之助が酔いつぶれてしまいます。
実は尚之介は、酒が弱いくせに、嬉しくて嬉しくて、つい、自分が酒に弱いことを
忘れてしまったのです。
八重は、もともと剛力ですから、酔いつぶれた尚之介をヒョイと担いで、2人の新居に運び込みます。
それを見た佐久(風吹ジュン)h、
「ま〜るで、俵さ〜かづぐみて〜だ〜あははははは・・・」
八重と尚之介の部屋には、京から覚馬(西島秀俊)が送った紅が届いていました。
目を覚ました尚之助は、自分の指で、紅をそっと八重の唇に塗るのでした。
こうして夫婦となった八重と尚之介でしたが、
傍からみると、今までと何ら変わりなく、新式銃の改良に精を出す二人。
妻として、どういう行動をすればいいのかよくわからない八重に、
権八は銃を扱う事を禁止してしまいます。
大の大人に、そんな強制をしても、仕方なかろうに・・・。
権八は、頭が硬い!!
でも尚之介は、銃あっての八重だと認めてくれていました。
そのころ京では、覚馬が自分の目の異変に気づき、医者を訪ねていました。
そこで失明率の高い“白そこひ”と診断され、覚馬は愕然とするのです。
白そこひとは、現代でいう白内障のことなのです。
自分の目が、近じか見えなくなると言われたら、そりゃ〜動揺しますわな!
しかし覚馬は、いづれそれを乗り越えて、
盲目のまま、新政府の重要人物として活躍することになるのです。
その影には、勿論八重の支えが欠かせません。
一方、会津の立場は、ますます厳しいものになりつつありました。
会津は、幕府のゴリ押しで、京都守護職を拝領したというのに、
会津編への給金がストップされるという、理不尽な事態となってしまったのです。
会津藩主・松平容保は、京都守護職を退くべきか、
はたまた、長州征伐に固執し続ける立場を撮るのか、
重大な決断を迫られていたのでした。